6月6日(日)「晴雨伝説〜お葉縄炎」ライブレポート 〜 彩花
   

「縛られるにも、資格が要るんだ。」
先生はひとしきり私を縛った後に、そう言いました。縄を掛けられ感覚で先生の声を聞き、それが判り合える唯一の方法だと信じて、それでも尚、刹那また聞こえなくなってしまう。その繰り返しを今もまだ、続けているような気がします。

沈黙の5年間は臆病なだけでした。口にするのも憚れる程の身を委ねる執着、表に出す事は覚悟もいります。結晶化された私の心は独りで走ります。
昔と違ってしまっても、また見つけて貰えるだろうか。
先生は、私に縄をかけました。
傲慢でいやらしい言い方ですが、薄い泣き方はもう出来ません。それを心に沁み込ませる為にあのライブに立ちました。

先生との逢瀬の前、自分で自分の手を噛み切りました。
あのパフォーマンスに秘められた想いは、観に来てくださった皆さんに負けまいと発するエネルギーでもありましたが、滾る血を新たに結び直すという大袈裟でなく人生の岐路に立った瞬間でもありました。流さないと煮立ってしまう程の業火。
我は与えかつ奪うものなり。晴雨が私だけに笑いました。

先生すらも蓋をしてしまう、心の奥底にある気持ちが欲しい。

ライブの冒頭に書いた「縛られ地獄、縛られぬも地獄」。あれは5年の沈黙に見つけた真理だけではなく、未来に寄せる言葉なのかも知れません。

踏み込みもせずに行ける浄土が、どこにあるというのでしょう。
お葉が踏み込み、離れる事でしか共に生きられないと悟った、晴雨の心の闇を私は見たい。
いつか、先生が私を縛らなくなっても、私のお葉は昇天するはずです。

私に大きな生き甲斐をくれた、先生、スタッフ、心でライブを楽しんでくださった皆様。
本当に感謝の気持ちで一杯です。
これからも、よろしくお願い致します。

16年6月  彩花

ライブフォト
No.4 No.3
千葉曳三ライブレポート 戻る